2024年3月、私の2度目の大学生活が終わる。
始めは、仕事で使う免許状に必要な単位を満たして、科目等履修生のみで終えるつもりだった。
※学位はつかない
2016年4月が通信制大学生活の始まりなのだが、実際その頃は科目等履修生だった。
科目等履修生のみで終わったとしたら、2019年3月で通信制大学生活は終わっていたのだが・・・
出世の淡い夢を打ち砕いた、オトナの事情
私は、仕事をするならば、多かれ少なかれ、出世を夢見るタイプ。
10年超えブランクでの教職復帰で、かつ復帰初年で(教員試験を受けて教諭で初任を迎えるための)年齢制限を超えていたから、教諭になることは無理なのはわかっていたけれど、復帰のきっかけが病休補助常勤講師(臨任)で、次の年度が通年非常勤講師(前年と同じ場所)・・・となると、その頃子ども達の教育費もそれなりに入り用だったので、「1円でも多く稼ぎたい!」と思うし、現場で丁寧に実践に励め続ければ、教諭は無理でもせめて常勤には・・・(以下略)・・・と淡い夢も見る。
だがその淡い夢が、2018年3月初旬、当時の管理職の一言で木っ端微塵に打ち砕かれた。
情報科職員を「定数」に入れるつもりは、これから先も、ない
「定数」というのは、常勤職員の中からその科目の専任者を出す人数のことで、とある科目の職員を「定数に入れない」ための人事は2通り。
- 情報科職員は、別の科目の常勤職員が兼任する(=情報科を兼任する常勤職員は、「別の科目」のほうの定数にカウントされる)
- 非常勤職員を情報科専任に充てる
パターン1だけを行うか、パターン2だけを行うか(この事例はあまり多いとは思わない)、パターン1と2の両方を行うかは、職場によってまちまち。※パターン1と2の両方が一番多い
ーんで、当時情報科専任だった自分にとって、「定数に入れるつもりはない」という当時の上司の言葉は、「あなたはどんなにがんばっても常勤になれないのだ」と私に宣告しているかのような気分を引き起こした。
出世昇給の夢が潰えたことをいつまでも悔やんだり怒っていても始まらない。出世が無理なら、学歴自体を書き換えてやる!同じエネルギーがあるならば、上に行けないことを嘆き怒るより、下に横にスキルを伸ばすことに使うぞ
その頃の私は、科目等履修生の2年目が終わろうとしているところで、情報教員免許用の科目の単位は残り2単位(実習科目1科目)だったが、代わりに正課生用必履修科目のコンピュータ科目(情報教員免許用では必修でない:4単位)の単位を取り終えていた。
そのことが、結果的に怒りを鎮め、「学歴自体を書き換える(=正課生になって学位を取る)」決意に直結した。
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