Shiba's House

パソコンばらしてみるよ。(3)満6歳の娘1愛機を初期化して買い取りに出す

(注)「パソコンばらしてみるよ」シリーズの番号は、ばらし(ロールバック含む)完了した順につけています。遅くばらし終えたPCのほうを早く処分しても、番号は繰り上がりません。投稿日時は、処分完了日を基準にしています。

 

今回ばらすのは、娘1が専門学校時代に愛用した、画像編集仕様のデスクトップ・Ozzio MXA274710SDGS2
購入は、2014/02中頃。
使用期間、6年1か月。
OSは、Winodws 7 64bit版
CPU:with Core i7 Haswell 第4世代
メモリ:8GB×1
ドライブ容量:HDD 1TB

ばらしは2工程:

① 個人データや著作物の入ったHDDを取り出す

② 工場出荷時状態に戻す

 

 

Windows 8や8.1が来ても、Windows 10が来ても、「今の構成(Windows 7のUI、の意味も含む)がすごく気に入ってるから、とことん添い遂げる!」と言っていた、彼女の愛機。
2015年夏から毎度毎度来ている「Windows 10へのアップグレードのお勧め」もさんざん拒否してきたけれど・・・今年になって、「ログインはできるが、やがてロックされるの繰り返し」になってしまった。

そうなると、ガチにWindows 7大好き人な娘1もさすがに危機感を持ち始めた。
だが、新品のPC(Windows 10でもMacでも・・・)を購入することには乗り気でなかった。
私は、母艦(PCのこと)なしでスマホを使うことは全力非推奨だったので、娘1に

「弟、大学院進学決まったら、サブPC(アパートで使っているLinux専用自作機)アップグレード予定なんだが、今のサブPCを予約する?」

—と聞いてみた。

娘1:「弟のお下がり品ならば、もらう」

もう、ちょろっちょろ( ´∀` )

 

 

弟のサブPC(=息子2号機)は、息子の学部卒業と共に解体され、メインメモリ板、サイドフロー型CPUクーラー、HDD、グラフィックボードは4号機に移管された。

 

 Ozzio MXA274710SDGS2ばらし作業①

※ソフトウェアや転送ケーブル等を使わない、新PCへの個人データ移行でもある

息子2号機の残骸に、システムディスク(500GB SSD)と追加ケースファン、第8世代Core i3 基盤セット(CPU+マザーボード+メインメモリ板4GB×2枚)についてきた純正CPUクーラーとメインメモリ板、400WのATX電源箱を載せて、私の自作2号機(for 娘1)を組み上げる。
Windows 10 Homeをパッケージ版(USBメモリ)からインストールし、システムディスクのみ入れ、セキュリティソフトウェアの家族用追加アカウントを付与した状態の自作2号機を、3月のお彼岸休みに娘1のアパートに持っていき、彼女の旧機からHDDのみ取り出してデータ引き継ぎをする。

娘1のかつての愛機、バラさせてもらったよ。
なんだか、息子のファーストPC (AMD Phenom Ⅱ Quad core入りの2011年夏モデル)よりも内装が立派だった。
CPUクーラーががっしりしてるし、ドライブベイがすごく安定感ある・・・

上:Ozzio MXA274710SDGS2
下:OZZIO MX83850SDGS

 

娘1の旧機は、旧式ながらもグラフィックボードついてるし、無理矢理Windows 10にアップグレードしようと思えばできたかもしれないけど、システムディスクをSSDに変え、Windows 10のアップデート(差分パッチ)を当てたところで、これから2年、3年…快適に使えるか不安を覚えたので、工場出荷時状態に戻してから中古パソコンショップに買い取りに出すことを選択。
もちろん、買い取り金は娘1の元へ。
娘1旧機は、データが入ってるのと同じHDD内にOSが入っている(「システム領域」と呼ばれる)ので、娘1旧機のHDDを新機でも使い続けるには、システム領域の削除が必要。
システム領域のみの削除がうまくいかなかったんで、

 

  1. 新機でも使いたいデータを外付けHDDにコピー

  2. 旧機HDDをフォーマット

  3. フォーマット済みの旧機HDDを新機に取り付け

  4. 新機と外付けHDDをつなぐ

  5. 旧機HDDフォーマット前にコピーしたデータを、フォーマット済みHDDにコピー

 

—という、何気に重たい作業をした。

グラフィックボードなし、CPUは2コア2スレッド(第6世代 Pentium G4400)、メモリ8GBでは厳しい作業だったかなぁ。
旧機には、前もって購入しておいた中古の1TB HDDを取り付けて、HDD内を完全に真っ新にする。

 

 Ozzio MXA274710SDGS2のばらし作業②

さあ、旧機に真っ新なHDDつけたことだし、BIOS(PCの電源入れたPC内部で動くプログラム)のチェックに移ると・・・

この画面になるのを期待してたんだけど、画面真っ黒(何も映らない)・・・
コレにさえもならない!

マザーボードが息絶えてしまったのか、これ以上先に行けないBIOS起動の図なんだけど、旧娘1デスクトップは、本当に何も映らなかった!!!
娘1旧機は買い取りに出す気満々だったので、パソコン工房に査定をお願いしたよ。
でも、画面に何も映らない旧機は、「買い取りできない」とか、「ばらしてパーツ毎査定にしますか?」って言われたよ。

実は、地元のリサイクルショップや、下取り・買い取りをしてくれるPCショップでも、「デスクトップをばらしてパーツ毎査定」の声掛けは一切ない

 

この時彼女は、ちょっぴりお金に困っていた。
かつ、旧機への愛情が半端なかったので、「それなりの買い取り値が付かないと、Windows 10に乗り換えしない」と豪語したり、地味に面倒くさかった。
買い取りしてもらう場合、SSD換装等自力改造をやってしまうとショップによっては買い取ってもらえない恐れがあるのだ。
だから、工場出荷時に戻すにした。
以下、工場出荷時に戻すための作業工程:

(1) BIOSをインストールする

(2) BIOSの設定をチェックする

(3) OSをインストールする

(4) OSに(PCが利用できる範囲で)アップデートを当てる

(1) BIOSをインストールする

—実はこの部分が、メーカー製含め完成品PCを買うと、ユーザーにはブラックボックス化(=修理担当部署だけが知ってる情報)されてるのだ。
どのメーカーのマザーボードかがわからないと、BIOS(Windows 10だとUEFI)の最新型番さえわからない。
ダメ元で、付属のサプリメントディスクを入れて[F12]キーボードを押したら(LinuxのISOディスクからの立ち上げのノリ)、運よくBIOSセッティング画面にたどり着いた。

MXA274710SDGS2たんは、American Megatrendsってとこのマザーボードを使っているんだね・・・
BIOS設定画面では、マウス操作が効かないから、全部キーボードで選んだり、設定保存をする。

初期構成で、CPUファンの他に、ケースファンが1基ついていることがわかる。

 

(2) BIOSの設定をチェックする

[←] [→]キーボードをいろいろ押していくと、タブブラウザやMS WordやExcelみたいに、作業ウィンドウを切り替えられるんで、[←] や[→]を押して、変えたい設定があれば、[↑] [↓] キーボードを押して変更する。
個々の項目の設定を決定したい時はエンターキーで、機能全体の設定を確定したい時は[F4]を押す。

(CPUの性能が映ってるところ)

そして、「BIOS起動しました」の画面。

「OSが入ってなくて、どのboot deviceを立ち上げたらいいのかわかんないよ」と言っているところ。
この後に、リカバリディスク(OSが入っているディスク)を入れる。

 

(3) OSをインストールする

ここからは、Windows XPとVista時代、1~2年おきに「HDDの大掃除」と称して自力でやっていた部分。
Windows XPとVistaは、HPのノートPC使ってたけど、「リカバリディスクでPC(のHDD、OS依存部)をフォーマット」までは取説に辛うじて載っていたのを覚えている。
Windows 7になってから、業者さんにお願いするようになった。

Windows 7、無事立ち上がってる。
マザーボードはまだ元気だってことがわかる。

MXA274710SDGS2たんが中古ショップ店頭に並んだと仮定して、次のユーザーさんにお持ち帰りしてもらうためには、64bitのWindowsの動作確認はすごく大事だと思う。

 

(4) OSに(PCが利用できる範囲で)アップデートを当てる

一旦OSのインストールが始まってしまえば、この工程は③に含まれていると言ってよい。
ただ、サポート完全終了間際なので、製造年当時のOSソフトウェア構成と比べたら、大量のアップデートパッチがMicrosoftサーバに溜まってることは想像に難くない。
OSのクリーンインストールは、できれば有線LAN接続で行きたいところ(OSアップデート時に途中でインターネット接続が途切れると、いろいろ厄介。最悪の場合、PC自体が逝ってしまうかもしれない)。
長時間モニター1台が専有されることにも注意。
(PC検証用に小型中古モニターを購入してしまった人、約1名。DELLのVGA専用15インチスクエアモデル)

「Windowsを起動しています」の画面が出れば、工場出荷時状態ロールバック完了まで、あと一息。
ここまででも、買い取り店では「完動品」としてカウントしてもらえるけど、買い手の気持ちを想像して、他にも適用できるアップデートないかどうか探して、当てられる限りのアップデートを当てた。

やっぱり、必須レベルではないけど推奨・・・みたいなアップデートあったよ。

仮ユーザー名とパスワードを入れてからMicrosoft Updateをかけると、仕様変更絡みのアップデートがゴロゴロ出てきた。

ドライバも更新されてるし・・・(製造から丸6年だ、無理もない)

ずっと検証画面眺めてるとイライラしてくるから、お茶でも飲みながら、時々キーボードをさわってあげる日々が、数日続いた。

Windows 7のOSインストール時の更新プログラム以外に、あと183個あると?!
しかも、183個全部適用できるかのチェック前に、越えなければならぬ山2つ。

Windows Defender が、Microsoft Security Essentials に変わってるし!

Internet Explorer はIE11しかサポートされてないし!

しかも、IE11のダウンロードのために、Google Chromeをインストールが必要・・・のおまけ付き。

それでも、MXA274710SDGS2たん 火事場の馬鹿力出してアップデートされてくれたよ。
ネットサーフィンのみならば、イライラするほど遅くはない(職場のWindows 8.1 with Pentium (オンボード)メモリ4GBくらいの使用感)。
YouTubeは、ちょっとカクカクしたかなぁ?
標準装備ゲームは、なんとか動いた。

インストール時と、初期設定アップデート適用時は、PCを最小構成にして行う・・・と何かで読んだので、この時にグラフィックボードは差していない。
だから、Windows エクスペリエンススコアは、あまりよくない。
殊にメモリを節約しようとWindows Aeroをオフにしたら、見事にスコアダウン(´;ω;`)ウゥゥ

(Windows Aero有効時は5.9だった)

4/6、初期化に成功したMXA274710SDGS2たんを連れて、再びパソコン工房へ。
今度は、何とか値段ついた。
はじめは「正直、Web見積もり(Max 約17000円、土日特価適用)どおりの値段は出せないよ。あまりに古いモデルだから・・・」て言われたけど、紆余曲折を経て、店員さんも(自身の再生中古PCの仕立て直し工程等を想像して)勉強してくださったのもあり、最終・・・

13090円

(内訳:ほぼCPU買い取り価格、税込み)

—になって、娘1の元に戻ったよ。
めでたし、めでたし (^^♪

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