パソコンと言えば
- デスクトップPCは、(有線LAN)ケーブルをつないで使う
- ノートPCは、無線LANシグナルを受信して使う
というイメージが強いが、逆もできないわけではない。
実際私も、情報通信の授業でノートPCを「あえて有線LAN接続」にしなきゃならないこともあったし、2011~2015くらいまではデスクトップPCを無線LAN接続で使っていた。
今回は、「インターネットは何としてもモバイルルーター♪」な娘1のWindows 10 64bit機を無線LANにつなぐおはなし。
デスクトップPCは、決まった場所で(=本体を移動させる頻度が少ない状態で)使う想定だから、①本体を大きくして ②本体内部に様々なパーツをつけて ③イーサネットケーブルでインターネットにつなぐ のが主な使い方。
それに対してノートPCは、いろいろな場所に持ち出して使うこともできる想定で、①本体を軽く、薄く ②必要最小限のパーツだけを本体に載せて ③Wi-Fi受信機を通してインターネットにつなぐ ことを想定して構成されている。
もちろん、デスクトップPC、ノートPCのどちらも、多数派な使い方でない方法でもインターネットに接続できることは言うまでもない。
(画像はアマゾンよりお借りしました)
イーサネットケーブルを差す穴がついていないノートPCでも、USB-AやUSB-C、Thunderboltなどの「穴」があれば、増設プラグを使って有線LAN接続することができる。
PC側での設定も特に必要なくて、お手軽。
有線LANでのインターネット速度は、イーサネットケーブルの「カテゴリ(CAT)数値」で表される。
数値が大きいほど速い(但しケーブルの値段も高くなる)。
近頃では、モバイルルーターもクレードル(充電台)付きや専用クレードルを追加購入できるタイプが出てきてて、そのクレードルにはイーサネットケーブルを差す穴がついていたりする。
(画像はアマゾンよりお借りしました)
だが今回は、モバイルルーター側にイーサネットケーブルを差す穴を用意できない構成で、是が非でもデスクトップPCを無線LANで接続しなければならない。
私や家族も、これまで(2018/02まで)いくつかの方法でデスクトップPCを無線LAN接続して使ってきた。(デスクトップPCには、自作機を含む)
夫 | ①デスクトップPC+無線LAN子機(USB接続タイプ)、2019/03~ ノートPCへ |
息子 | ①デスクトップPC+無線LAN子機(USB接続タイプ)、2015/03~ 有線LANへ |
娘2 | ①デスクトップPC+無線LAN子機(USB接続タイプ)、2017/04~ デスクトップPC×有線LANへ |
私 | ①デスクトップPC+無線LAN子機(USB接続タイプ) ~2013/01くらいまで
②デスクトップPC+無線LAN中継器(有線LANポートに中継器を差す) 2013/02~2018/05 2018/05以降、有線LANへ |
娘1 | ①デスクトップPC+無線LAN子機(USB接続タイプ) 2014/02~ |
今回設定した接続は2種類。
(1)デスクトップPC+無線LAN親機を子機(converter)モード(有線LANポートに差す)
(2)デスクトップPC+モバイルルーターをUSBテザリング
今まで、家族内で誰も経験したことのないつなぎ方。
そもそも・・・(1)の作業は、5GHz帯と2.4GHz帯に両対応で、Windows 10 64bitに対応の無線LAN子機が手に入ればもっとスムーズだったのだが、
(A)娘1の旧デスクトップのOSをWindows 7 64bitにした時点で、元々彼女が持っていた無線LAN子機が対応しなかった
(B)件の無線LAN子機非対応に気付いたのが夜遅くで、急遽家電を買いに走ったドン・キホーテで5GHz/2.4GHz両対応子機が売り切れ(;・∀・)、代わりに「子機モードに変えられる無線LAN親機」が5GHz/2.4GHz両対応子機よりも安値で売られていた
—ために、この作業をする運びとなった。
以下、接続するまでの流れ。
(1) デスクトップPCと子機モードに変更した無線LANルーターをつなぐ(インターネットにつなぎたいPCの他に、すでにインターネットにつながったPCがもう1台必要。(1)~(4)までの操作は、別PCで行う)
(1) インターネットに接続済みの別PCで「192.168.〇.〇(無線LANルーターの説明書に書いてあるIPアドレス)」を手打ちして、無線LAN親機の管理画面ページを開く
この画面が、無線LANルーターの管理画面。
初期設定では、【ルーターモード】のところに●(黒丸)がついている。
(2) 【子機コード】を選ぶ
(3) 管理画面を閉じる
(4) 無線LANルーターを外す ⇒この時点で、無線LANルーターは子機機能(Wi-Fiを受信のみ)で動くようになる
(5) 無線LANでつなぎたいデスクトップと、モード変更済みの無線LANルーターをつなぐ(有線LANケーブルを使用)
(6) モバイルルーターとモード変更済み無線LANルーターとを向かい合わせに置いて、双方のWPSボタンを長押しする(接続先端末⇒つなげたいルーター側 の順に押す)
(7) WPSボタンを長押し後、WebブラウザにトップページのWebサイトが映れば、接続に成功♡
Bingのページが映っただけなのに、めちゃくちゃ感動した・・・
使用したルーター:エレコム WiFi 無線LAN ルーター 親機 11n/g/b 300Mbps 有線100Mbps 接続推奨3台 Nintendo Switch対応 WRC-300FEBK-S
ほぼ同じ外観で、867Mbps(5GHz)+300Mbps(2.4GHz)のルーターもあるんだけれど、たまたま行ったドン・キホーテで2.4GHz帯専用モデルがバカ安だったんで、最下位モデルを購入。
使用感は・・・無線LAN子機がセルフパワー(AC電源付き)化 (^^♪ した感じ。
モバイルルーターと極限まで近づけられるところが強みかも。
ここまでで終わりでもいいんだけど、どうせなら「モバイルルーターを充電しながらデスクトップPCを使えたら、モバイルルーターのバッテリ切れの危機回避になるかなぁ?」と思い、(2)のモバイルルーターのテザリング設定も遂行!
※ テザリングさせるPCが、インターネットに接続できていることが前提
(2) モバイルルーターをデスクトップPCと有線(USBケーブルで)テザリングする ((1)の後で追加で行った作業)
(1) モバイルルーターのWebサイトを開き、テザリング先PCへドライバをダウンロードする
(2) ダウンロードが済んだら、インストーラを起動する(画面に出た順に「次へ」や「インストール」などのボタンをクリックしていけばよい)
(3) モバイルルーターをUSBケーブルでテザリング先PCにつなぐ
(4) 他のWi-Fi接続機器(無線LAN子機類)を外してみてもWebサイトが映せれば、テザリング成功♡