真空管アンプ取り扱い時の注意点
真空管なしのプリアンプならば気にしなくてよいことかもしれないが、なにせ真空管は繊細な部品なもんで、いろいろ注意点がある。
注意点を守らないと、最悪、アンプが壊れる😢
(1) 真空管アンプは、本体がある程度温まってからしか力を発揮しないことがある
PCデスク周りの模様替えなどで、しばらくオーディオ機器を電源オフ・ACアダプタも抜いていた状態で再度つなぎ直してみると、スピーカーがならない( ゚Д゚)
そんな時は、次の手順で原因切り分けをする。
- 真空管アンプなしで音響機器を鳴らしてみる (スピーカーが無音ならば、パワーアンプ又はスピーカーの故障)
- 真空管アンプに動作確認済みの別のスピーカーをつないで、音響機器を鳴らしてみる (スピーカーが無音ならば、真空管アンプの不調を疑う)
- アンプに差さっている真空管の左右を入れ替えてみる ※アンプ電源オフで行う
- 動作確認済みの別のスピーカーを一時的に逆相でつないで、音響機器を鳴らしてみる (1~4全て試して音が出ない場合は、真空管の不調またはアンプ本体の故障を心配し始める)
- アンプやスピーカー等の機器自体の不調だけでなく、接続ケーブルの不調も疑ってみる
幸い、1~5の工程でモニョモニョと検証しているうちに、【動作確認済みアクティブスピーカー一時的に逆相接続×スマホBluetooth接続(工程4の途中)】で、再度スピーカーから音が出るようになった。
ここまで来ればひと安心。
また、元の構成で接続し直す。
使わない時は電源オフ、ACアダプタも抜いて節電v・・・は、大概の家電では当てはまるけど、真空管アンプに対してだけは逆に不調を引き起こすことを知った。
常に電流が流れててこそ仕事する真空管・・・
なお、アンプ全般の不調の原因の調べ方は、こちらを参照:
[blogcard url=”https://repairspace.jp/no-sound-audio-repair”]
(2) 真空管は消耗品
お手頃価格の真空管アンプについてる真空管は、「プリ管」(小さい)と呼ばれるもので、コレはユーザーが自力でつけたり外したりができる。
手軽に交換もできる。
「パワー管」(大きい)は、単価も高いし、ユーザーが自力で取り扱うには難し過ぎる感。
ギターアンプに多用される。
オーディオ用アンプだと、上位モデルについてくる。
他には・・・脚(基盤との接点)の取り扱いに注意!
脚折れると、使えなくなっちゃう。
[blogcard url=”https://www.4900.co.jp/smarticle/9846/”]
(3) 音量ダイヤル類をVolume 0にしてから電源を切る
人間から見た「音量」数値は、アンプにとっては流れ込む電流量。
プリアンプは、パワーアンプに比べると大容量の電流に対して弱い。
電源を切る前にしっかり電流を止めておかないと、故障につながる。
実は、新型コロナパンデミックが起きなかったら、今頃真空管アンプをお迎えしてなかった。
もしも新型コロナがなかったら、仕事帰りとか、サードプレイスリモートワークとかでネットカフェでガッツリ仕事や大学の課題して、1回につき安くて1300円、ガッツリ仕事する時は2000円超える金額を支出してたと思う。
ネットカフェに行くことを辞めて、代わりに家に真空管アンプを導入すれば、ネットカフェ代何回分で元を取れるだろう?
—て考えて、3晩くらい考えて、今回真空管たんをお迎えした。
試算をしたら、(3時間~6時間パック+ランチ)×4回で、真空管たんの価格に追いつくことがわかった。
外出自粛を「我慢してるぞ」感なく達成し、かつ長期的に見たネットカフェ代節約も成し遂げられた!
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