苦手克服の鉄板「ゼロから/最初歩から やり直す」は数学でも効くのか?
英語界隈では、学生時代英語苦手だったけど、社会人になってから「中学英語からやり直す」をやって、今ではTOEIC900超えとか、英検1級に手が届いた・・・のようなサクセスストーリーは、それなりの数語られている。※ちなみに私はどちらも未達で不甲斐ないことこの上なし
ならば、数学にも同じ手は使えるのか?・・・ということで、Duolingo数学コースを、最初歩(海外の小学校レベル)からやってみたよ。

海外の小学校数学の最初歩は、ノートに計算を黙々とするのではなくて、実物のリンゴやケーキを等分する・・・とン十年前に聞いた遠い記憶があるけれど、出てきたよこの手のやつ。
割り算を習う前に九九表をゴリゴリ暗記して、その前提で「割り算は掛け算九九の移項形」的に授業展開されて、計算ドリルを黙々とやってた(自身の小学生時代の記憶)なぁ。
掛け算九九表を呪文のように暗記するが先で、実物やオブジェクトイメージを描くって工程は経ていなかったと、今更ながらに気付いた。

日本の(昭和期)と違うやり方で数学を勉強すれば、17の時に選ばなかったA)の世界線的な未来、ワンチャン来るかもしれない
小学生時代には微塵も感じなかった「0.999999…と1との違い」
Duolingo内の小学生レベルmathに出てくる「1を分数オブジェクトで表したブツ」。

1/6×3だとあまり感じないのだけど、1/3×3だと、「0.999999と1は厳密にはイコールじゃないのではないか?」て感じてしまうようになったのだ。
きっかけは、スピーカーボックスを自作しようとホムセンで長辺60cmの板を買い、「長辺を2等分してください」と裁断のオーダーをした時の店員さんの言葉。

60cmの板の長辺2等分しても、長辺30cmに仕上がってきませんよ。電ノコで数ミリ削れますから
なんと、木材の場合、裁断後のn等分は、長辺が数学的な1/nで仕上がらない!
ちなみに「長辺30cm」の板を60cmの板から切り出したければ、「30cm+電ノコで削れる数ミリ+29.んcmの木っ端」になる。
小学生時代、初めて分数を習った時には全く思わなかったことが、50代半ばで不思議でしかたなくなっていた時に木材裁断の不思議に出会ったもんで、今では「0.999999と1の間の、気になってしまう人には感じる【木材を等分する時に電ノコで削れる数ミリ分程度の差】的な何か」を感じるようになってしまったのだ。
さらに、0.9999999….と1はイコールか否かが、大学数学につながることを知った。
小数の性質(ⅰ) ~循環小数と分数~ from 「数学と多様な生き方のススメ」
http://www.math.kobe-u.ac.jp/~kurata/math/number01.html
「分数化できる小数は、分子の値=分母の値になると、1」ということはハラオチするのだが・・・(元が数学好きでない者並み感)・・・イマイチスッキリしないけど、それでも自分の話のネタストックの中に「数学の神秘ネタ」が増えた。
そしたら、以前感じていた「某同僚さんと折り合いつけられない感」が、すこ~し薄れたことに気付いた。
私が数学の苦手を克服したり、彼と同じものを見て同じように面白がるにはもっと時間が必要だと思う。
それでも、数学やり直しから1か月で「せめて数学ネタストックを貯めていけば、視座のずれを小さくすることが可能だ」と確信できたのは、一つの成果。
受験や単位取得に数学使うわけじゃないし、単純に「楽しい」と感じられる範囲で、今後もぬるく数学続けていくよ。
あとがたり
ついに「ホムセンの木材売り場店員さんの言葉」を数式化したものに出会った! 【0.99999999……+無限小=1】
「無限小」→電ノコで削られる差分(木材の場合)、ナイフの側面にこびりつく切れ端(丸いホールケーキなどの場合)
ハラオチしたぞ~~~!・・・と喜んだのも束の間、【0.99999….. != 1(0.999999….と1はイコールでない)】と思っている時点で「数学の理屈をわかっていないお馬鹿さん認定」、トホホ。
【数学】「0.999999…..」と「1」は同じ、って納得できる? from セントラル・ステーション分室
https://perry-r.hatenablog.com/entry/2017/07/30/215110

巡り巡って、自分が数学苦手だけどコンピュータを面白いと感じる理由がわかったよ。コンピュータは循環小数を認識できない(エラー吐く)から、「0.999999….=1か否か」論で気が合うのかも。
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