手探りなドックスピーカー自作は、動画サイトで見るようなカッコイイものを作るには、色々と「壁」がある・・・と感じることが多かった。
中には、自分のスキルを磨いても超えられないものさえあった。
どんな「壁」を感じたか、振り返る。
- 設備の壁
- 法律の壁
- 安全性の壁
(1)設備の壁
スピーカー自作に限ったことではないが、今回DIYをするに当たって、「設備を持っているかいないかが、できることの幅を決める」と痛感した。
スピーカーユニットやバスレフポートをつけるために、木材に丸い穴を開ける際、ホールソーや自在錐をドリルの先端に付けるのだが、その際 ①木材をしっかり固定する、②ドリルビットで穴を開けたい木材以外のものまで傷つけないようにする の2点に留意しなければならない。
それらをかなえるものの1つに、作業台がある。
私は作業台を持っていなかったので、非常に冷や冷やしながら、望ましくないやり方で、木材の丸穴開けを行った。
電動ドリルで怖くなって、穴開け用の小型ノコを購入したのも、次善策としてのこと。
※ターミナル用の溝をつけるために、たとえ穴開けが上手くいっていても購入が必要だったんで、結果オーライではある

(2)法律の壁
スピーカー自作に、なぜ法律の壁を感じるか? —それは、Bluetooth付きのスピーカーを自作する際には、【有資格者が、総務省に申請を出して(受理されて)、規定条件で行う】ようにしないと、せっかくの自作スピーカーが「闇スピーカー」になってしまうと知ったからだ。
実は、ドックスピーカー自作をして初めて知った法と制度なのだけど、もっと周知される必要があると強く感じる。※リンクの再掲あります
https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/others/exp-sp/index.htm
総務省サイトによると、「専門家が、自己責任で」無線機器を使用するための手続きで、かつ実験に使った機器をずっと使い続けることもできない。「ばれなきゃそれまで」かもしれないが、法を守れば自身が法に守られる の観点から、今回作ったドックスピーカーにBluetooth付きアンプ基盤を内包することを諦めた。
Bluetooth機能なしのアンプ基盤を使ってアクティブスピーカーを作るならば、法規定に収まりは、する
(3)安全性の壁
電流が流れるブツは、もれなく熱を発する。
PCやスピーカー以外でも、電気を流して動くものは、十分な放熱性や耐熱性を持って設計される必要がある。
熱が内部にこもってしまうと、最悪、燃えるからだ。
デスクトップPCならばCPUや基盤を冷やす仕組み(各種ファンやケース)で熱を逃がせるけれど、スピーカーエンクロージャ(ボックス)の場合、デスクトップPCと比べて、明らかに内部に熱がこもりやすいことは明白。
殊に、吸音材としてフェルトや綿を入れようものなら・・・
アクティブスピーカーの箱開けを一瞬だけしたことあるけれど、思えば吸音材は入っていなかった。察した。
私は単純に、木のスピーカー(エンクロージャに木部がある、の意味)から鳴る音が好き。
だけど、アンプ内包かつ耐熱性面で安全な木のスピーカーを、自力で設計できる自信は全くない。
仮にBluetoothなしのアクティブスピーカーでも、箱開けてDIY修理できるスキルもない。
よって、「スピーカーを自作するなら、パッシブスピーカー」を、落としどころとした。
[次ページ] スピーカーユニットと背面ターミナルを取り付ける

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