① エンクロージャーにユニットを取り付けるための準備をする
ここ、地味に大変。
私が購入したユニットは、NFJストアさんのもの(日本人によるデザイン、設計で、中国工場製造)で、エンクロージャーは、FOSTEXの直径8cmバスレフスピーカーボックス。
直径は、ユニットの内径(エンクロージャー内部に隠れてしまう部分)。
ユニットの上下は、ターミナルボックス(裏側にあって、アンプとつなぐケーブルのスピーカー側をつなぐ場所)とユニットとをつなぐケーブルをつなぐための極があるほうが、下。
FOSTEX社の箱だから、ユニットもFOSTEX社で統一すれば、何も考えずにすぐネジ穴開けに取り掛かれるのだけど・・・(FOSTEX社のユニットは若干値が張る)製作費をギリギリまでケチったために、微調整が必要になった。
上の写真だと、ユニット内径が8cmよりほんのキモチでかい。
ネジ留め箇所が4つとも木目に接地できるように、穴をすこ~しだけ、広げなければならない。
ユニットの四隅が木目に接地できたら、ネジ穴を開ける。
元々穴のない部分に穿孔すると周囲が盛り上がるので、盛り上がった部分だけをカッターで注意深く削り取る(木彫で浮き彫りの時に斜めに彫刻刀を入れる要領)。
② 接続端子から伸びているケーブルの終端を、ユニットの極につなぐ
※ この作業はネジ留め前に行う!(完成済みエンクロージャー使用の場合)
スピーカーユニットの下のへりには、ターミナルボックスと接続するための端子がついている。
ターミナルボックスから伸びるケーブルには、赤い線と黒い線とがあって、赤が+極用で、黒が-極用。
赤と黒を間違えると、音の聞こえ方が不自然になってしまう(=逆相になる)ので注意が必要。
③ エンクロージャーにユニットをネジで留める
ユニットの上下(赤と黒のケーブルをつないだ側が下)をしっかり確認して、エンクロージャーの穴にユニットを取り付け、四隅をネジで留める。
ネジをはめる時は、1か所ずつ一気に・・・ではなく、4か所を均等に少しずつネジを締めていく。
順調ならば(FOSTEXの「かんすぴ」シリーズ一揃いで作ったり、先達ブロガーさんのように秋月電子ユニット構成をそのまま使うなら・・・などという意味)これでスピーカーが完成、アンプとの接続に行けるのだが・・・
トラブル発生!!!
しかも、2台分取り付けて、アンプとも接続して、iPod touchでお試し再生までした後で、通販サイトに購入者レビューを書こうとした時に気付くという大失態!
ここで、スピーカー自作記録(1)でまとめた【アンプの仕様とユニットの仕様】の再チェックをすると・・・
アンプの仕様表と照らして、
(1) アンプのRMS・出力電力:25W×2、スピーカーの定格出力:7W、最大出力:14W ⇒OK
(2) アンプの持つスピーカーインピーダンス:2(下限)~8Ω、RMS:25W(最大許容出力)・4Ω、スピーカーのインピーダンス:3Ω ⇒保証対象外動作
保証対象外動作というのは、自作PCで例えると、CPUオーバークロック のようなもの。
安全に動作するためのアウトプットよりも強い負荷をかけて(要はCPUをいじめて)よりハイパワーを出させる感じ。
んで、スピーカーにとって、
インピーダンス値が低い=アンプにより多く電流が流れる⇒アンプが故障しやすくなる
スピーカーユニットの出力が同じ場合、インピーダンス値が半分になると、2倍量の電流がアンプに流れる。
アンプ故障リスクが上がるのは、絶対あってはいけないこと・・・
だが、私が最初に購入したスピーカーユニットのインピーダンス値は、3Ωだ。
アンプの定格値の4Ωより低いんだけど・・・
まぁ、それでも電流が多く流れてしまう想定をしておけば、故障を防げるというわけだ・・・( ゚Д゚)
せっかくがんばって作ったものが、完成してあまり使い込まないうちに壊れたら悔しいし、それこそ浪費の極みだから、ユニットを即買い替え!
アンプの推奨インピーダンス、4Ω品を探したよ。
インピーダンス値がアンプの推奨通りになり、定格出力が上がり、かつ最大出力もアンプの許容範囲(RMS: 4Ω・25Wだから)。
最初のユニットより一層いい音が出せそうだ♪♪♪
が!!!
ワクワクも束の間・・・
ネジ穴位置が、前のユニットと違うのだ。
しかも、エンクロージャーの各板を貼り合わせて箱にする前に、先にユニット取り付ける想定の構造してるし・・・
前のユニットを付けてた跡の穴ふさぎたいし、かつ、組み上げ済みのエンクロージャーに載せると、ユニットとエンクロージャーの間に隙間ができて、ホコリ入り放題になるんだけど・・・
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