【フィルムカメラ】ありがとう、さようなら！PENTAX MZ-30

私が写真を始めるきっかけになった、PENTAX MZ-30君が、静かに逝った。
2001年の年末に、「最新型コンパクト（フィルム）カメラより安い（一世代型落ち）一眼レフ」として出会って購入した。
当時愛用していたコンパクトカメラが壊れて、買い替えるために今でも残るカメラチェーン店に行ったのだが、「最新型コンパクトカメラ」が48000いくらかしてて、PENTAX MZ‐30がレンズ２本付きなのに43000いくらかだったので即決した。
要は、一眼レフ沼の始まり。

当時の、撮影練習の場

PENTAX MZ-30を迎えた時、娘１は幼稚園年長組。
幼稚園行事や小学校行事も、主な撮影練習場所だった。
MAX300mmの望遠レンズ×ISO800フィルムで臨んだスポーツ系行事は、卒アル担当の写真屋さん以外ではほぼ無双だった時期もある。
自分ちの子だけでなく、彼女の級友も撮って、出来上がった写真を差し上げていた。
息子や娘２の級友も、もちろん撮った。
出来上がった写真は、初期は完全に差し上げ、娘達の習い事チームパフォーマンスの写真を撮った時は、回覧の上焼き増し代だけ頂いた。
その頃のカメラを提げた私は、ママ友さん達には「業者」と思われていたらしい。

子ども達関連のイベントを多く撮ってたから、私自身がブログ向けにフィルムカメラで撮った写真は、ない。
一眼レフ買って2年後に最初の静的サイトを始めたのだけど、その時点で「サイトに載せる写真撮るためにデジカメほしい～」て思ったし、ブログ用写真は基本デジカメか、ガラケーか、スマホで撮っている。

息子と過ごした後半生

2012年、息子高校入学の年に、私はMZ-30を息子に譲った。
素が超内向的な息子、夫は「雑談を全くしない奴」と評して非常に案じている。
成人後に自分から話しかけるのが怖い時期を過ごした私は、自ずと彼にカメラを勧めた。
少なくとも、写真を撮ってる間は、話しかけない・話しかけられない（空間的孤独）状態にあっても疎外感を感じずに済む・・・を体感してたから。
彼は高校時代、写真部に籍を置いた（後に演劇部をメインにして、写真部は臨時要員になるが）。
学校行事などを撮影する時はNikon D3100を携えたが、オフタイムでフィルムでの撮影を楽しんだ。
彼と袋田の滝を撮りに行った時も、私がデジイチで撮っている中、彼は敢えてフィルム（MZ-30)で撮ってたなぁ。
フィルム1本撮り終えると、フォトCDにしてもらってPCでも見られるようにする・・・がメインの楽しみ方。
大学時代に一人暮らしをしてからは、リサイクルショップでコンパクトフィルムカメラを購入する程度にはフィルム写真を楽しんでいる。
そんなMZ-30が、今年02/19に、ご臨終した。

上記が、故障症状。
当然、生産終了品だから、買い戻すことも極めて難しいし、オークションで見かけても品質は博打。
幸い、付属レンズが今のところ2本とも無事なので、彼はPENTAX K-70に今は遺品となったレンズを転用してる。

MZ-30君在りし日の作品（末期）

CDに焼いたフィルム写真はExif確認君で解析するとどんな風に出てくるか、やってみた。（メイン情報とカメラ情報）

メーカー	FUJI PHOTO PILM CO., LTD.
カメラ	SP-3000
画像方向	回転なし
幅の解像度	72
高さの解像度	72
解像度単位	インチ
ソフトウェア	FDi V4.5 / FRONTIER355/375-1.8-OJ-016
ファイル変換日時（注）	2024/05/01 10:16:53
画像構成	1
カメラ情報	現在非対応

「サブ情報」のタブを見ると、オリジナル撮影日時は未記載で、EXIFバージョンが0210、FlashPixバージョンが0100、画像の幅1840、画像の高さ1232（単位はピクセルか？）みたいなものが出てくる。
フィルム写真をCD焼きしてデジタイズすると、デジイチの最高画質よりもピクセル数は小さい画になるのは地味に意外。

絶対に忘れないよ、写真沼の入口だから。