Shiba's House

ラズパイ組んでみるよ。(1)本体を組み立てる

息子が昨年度に「パイ(Raspberry Pi3b基盤)」を2枚ほど買ってモニョモニョと電子工作をしたのだが、そのうち1枚がずっと余っているのが気になっていた。
購入したのに使われてないものを見るのは、すごくモヤモヤする。
夏頃から、「息子が余しているパイで何か作ろう・・・」と思案し、自作NASとか作れたらカッコイイな~❤ て夢見た。
アルミ製ケースなど、夏のうちに購入していた。

Raspberry Piは、自作PC以上に初心者。
初心者が一発目に複雑なことに挑んでも、挫折する未来図しか描けない。

そんな中、職場で「2022年から、授業でプログラミングの単元が必修になります」の便り。
ただでさえ残念な(なんたってCeleron × 未だWindows 8.1)職場のネットワーク装備、しかもMS Officeがどうにかこうにか動く程度のスペックかつ自己裁量で新たなアプリのインストールができない状態で、どうやってコーディングをする?!
しかも管理部も「各々現場の創意工夫で( `・∀・´)ノヨロシク」スタンスと来た。
(金を出すよとは言ってない)

 

サーバ⇔クライアント型接続を使って、サーバ側に高性能なOSやアプリを仕込めば、クライアント機の性能が低くても、高性能なアプリを扱えるよ

 

—と情報通信の教授が夏スクーリングで宣っていたのを思い出した。
脳内では、教授の声で授業光景が再現された。

 

そうだ、ラズパイがいる!

 

自分や家族だけが使うNASもいいけど、Raspberry Pi(まずは基本のデスクトップ)組んで、家族各々のPCからリモートデスクトップ接続で遠隔操作ができれば・・・
ラズパイ1台あたりの、同時リモートアクセスのキャパシティがわかれば・・・

い つ か 仕 事 で 生 き る か も

—心に野望の種が蒔かれたところで、まずは自分がパイたん(=基本のRaspberry Piデスクトップ)を組み立てるのだ。

 

 

実は、Raspberry Pi自体は、小さなマザーボード。
そこにいろんなものをつないで、電子回路仕掛けのブツを自由に作ることを通して、コンピュータ回路について学ぶための物のようだ。
「Lチカ(LEDを点滅させる)」「Lピカ(LEDを点灯させる)」 が、最初歩のラズパイ講習単元だったりする。
内容は、裸基盤にLEDライトの電極をつなぎ、プログラム(=コード)でLED電球のON・OFFを制御する・・・という、工業系なもの。
だが、工業系な知識は「(浅くとも)広い見識」の一つとするには、奥深すぎる。
もし工業科でない場所でラズパイを使った仕事をする場が来た時に、遠隔アクセス系ならば、手順通りに操作すれば見たいものが画面に映るから、学び手も感動できるのではないか(野望)
それで、私は my first Raspberry Piに、手のひらデスクトップPCを選んだ。

★Raspberry Pi デスクトップ 用意するもの★

(1)本体(基盤)


※画像はアマゾンよりお借りしました
Raspberry Pi 3 Model B

今は、ラズパイ3のModel B+が最新モデル。

(2)ケース


高速冷却アルミ合金製保護ラズベリーパイケース for raspberry pi 3 case

ばら売りケースもいろいろ選べる。
私は、本体が息子のお下がりだったから、ケースだけの購入。
放熱性重視で、アルミ筐体にこだわったよ。
アルミ製ケースは、モノによっては基盤に付属のヒートシンクでは蓋が閉まらないことがある。
私が選んだケースも、ラズパイ3Bでは銅板のヒートシンクが必要だった。

 

(3)精密ドライバー

大概、ケースについてくる。
自作デスクトップ用のケースより親切だ♪

(4)ACアダプタ

息子のお下がりを使った。
コンセントに差す部分は、スマホ用の流用は利かない(アンペア数が足りない)。
専用線があるのが望ましい。

(5)micro USBケーブル

Raspberry Pi用のACアダプタを買えば、先がmicro USBになっている(直付けされている)ことが多い。
たまに、ACアダプタプラグとケーブル部が別々のものもある。

(6)Micro SDカード

32GB Class10 UHS-1のものを購入。
Raspberry Piは、Micro SDカード内にOSをインストールするのだが、Class部分の数値の小さいものだと、せっかくOSをインストールしてもOSが動かない。
OSに付属のアプリも、Micro SDカードから起動させる。
デスクトップやノートPCでのSSDやHDDが担う役割を、ラズパイではMicro SDが担う。

 

Raspberry Piのコンプリートキットを買えば、上記一気に揃えられるけど、ケースやMicro SDの容量を細かく選り好みすることはできない。

以下、組み立て方。

(1)

基盤にヒートシンクを貼り付ける


ヒートシンク裏には両面テープがついているので、剥離紙をはがしてそのままCPU部その他に貼ればよい。
今回購入のケースは、純正ヒートシンクなしで、ケース蓋から脚のような突起が2本が伸びていて、基板上の熱を吸い上げてケース外へ逃がす構造なので、使用したヒートシンクは銅板1枚。

(2)

基盤をケースに収める


ケース内でUSBやイーサネット、HDMIなどのケーブル類のコネクタ、イヤホンジャックなどの位置合わせをしたら、裏からネジで留める。
Micro SDカードスロットもしっかり合わせる。
この時、インジケーターランプの位置も確認しておくと、OSをインストールしたMicro SDカードを入れてディスプレイにつないだ際の動作確認をしやすい。

筐体の組み立てはこれで終わり。
ここまでの所要時間、10分以内。
しかし、「全く甘くないパイ」であるRaspberry Pi、OSインストールで地獄を見ることになる。

(2)へ続く!

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