Shiba's House

ラズパイ組んでみるよ。(2)OSをインストール

Raspberry Pi の組み立て及び初期設定までの工程:

(1) 基盤にヒートシンクを貼り付ける

(2) 基盤をケースに収める

◆前回ここまで完了

(3) Micro SDカードをフォーマットする

←イマココ

(4) Raspbian(ラズパイのOS)をMicro SDカードにインストール

(5) マウス、キーボード、ディスプレイ等を接続する

(6) デスクトップケースの電源ON

(7) Raspbianのセットアップ

いざ、OSをインストールするよ。
Raspberry Piを動かすOS “Raspbian”(ラズビアン)は、OS大区分でいうと、Linux(リナックス)に分類されるPC(パソコンとして使う場合)。
Linuxは、同等あるいは似た名前と機能で、WindowsやMacとは比べ物にならないほどたくさんの種類がある、ほぼ無料のOS。
無料で使えるだけでなく、知識と技術力のある人ならば、ソースコード(OSやアプリを裏で動かしている「暗号」)を公開することを条件に自力改良することもできるOS。
PC用のOSならば、SSDやHDDにインストールするけれど、RaspbianはMicro SDカードにインストールする。
Raspberry Piはなにせ基盤が名刺サイズくらいに小さいから、内部に収めるものも基盤に合わせて小さい。
自作PCだと真っ新なシステムディスクにDVDディスクやインターネットでダウンロード等でOSを書き込むことができたけど、Raspberry Piは、別のPCでRaspbianインストールとMicro SDカードへの書き込みを行う。


ラズベリーのロゴは VECTORS さんからお借りしました。

(3)

Micro SDカードをフォーマットする

「フォーマット」とは、記憶装置(ここではMicro SDカード)を使いたい機器の規格に合わせること。
Raspberry Piに最適化させるためには、FAT32形式を指定してフォーマットする。
WindowsやMacなど、Raspberry Pi以外のPCにMicro SDカードを差して、フリーソフト「SDカードフォーマッター」を使うのが失敗が少ない。

(4)

RaspbianをMicro SDカードにインストール

Raspberry Pi公式サイトでは、2種類のRaspbian(OS)を提供している。
1つめは、お勧めサイドアプリもセットでインストールできる、NOOBS。
2つめは、Raspberry Pi単体版(Raspbian Stretch)。
どちらも、WindowsやMacなどの、ラズパイ以外のPCにインストールしてから、Micro SDカードに書き込む。
Linuxディストリビューション(リナックスOSのこと)をPCにインストールの時は、DVD円盤やUSBメモリにOSを書き込んでLinuxを使いたいPCに差し込んだけど、Raspberry Piでは、Micro SDカードにOSを書き込んで基盤に差す。
Micro SDにOSを書き込む時は、Win32 Disc Imager や Etcher などが必要。
写真を保存する感覚では、Micro SDカードにOSを書き込むことはできない。

先達のWebサイトやブログでは、初心者はNOOBSを使うのがよい・・・的なことが書いてあったので、素直にNOOBSをインストールしたけれど・・・

何やら嫌な予感のするメッセージ。


ゴリ押せば書き込むことはできた。
Raspberry PiはWindowsとは違うOSだから、Windows PCで開こうとしても中身は見られない。
OSを書き込めただろうMicro SDをデスクトップ(の基盤内)に差す。

(5)

マウス、キーボード、ディスプレイ等を接続する


Raspberry Pi用のOSは、WindowsやMac などのPCだと規格が違って開けないので、きちんとインストールできているかの確かめは、Raspberry Pi(デスクトップ)本体に通常のデスクトップPCと同じように周辺機器をつないで行う。
無線LANは一応内臓されているが、感度は全く当てにならない(遅くて不快)。
有線LANケーブルを使うほうが手堅いところは、他のLinuxディストリビューションと同じ。

(6)

デスクトップの電源ON

Raspberry Piの電源を入れた時、ディスプレイにラズベリーの絵が映れば、OSインストールは成功!


ラズベリーの数=コアの数。 ※「コア」:CPU内で計算を行う部位

ここからRaspberry PiのBIOS(=ようこそ画面の前に、コンピュータが内部で動いている様子)が始まる。
電源を入れた時にディスプレイにラズベリーが映らないままならば、OSのインストールが失敗しているので、OSインストールのやり直し。
デスクトップ側(基盤内)だと、電源用Micro USB差し込み口を下にして、上段の赤ランプ点灯+下段の黄緑ランプ点滅 になればOS動作中、上段の赤ランプ点灯のみなら通電のみ—で表示される。

 

 

実は、NOOBSをインストールしたMicroSDカードでは、ラズベリーがディスプレイに映らず!
Micro SDを再度フォーマットして((3)に戻る)、【Raspbian StretchをWindowsにインストール→Micro SDに書き込み】 を試す。

(3)

(4)

Micro SDカードをフォーマットする

RaspbianをMicro SDカードにインストール  ※やり直しバージョン

Micro SDカードへの書き込みは、今度はWin32 Disk Imagerでなく、Etcherを使ってみた。
Raspbian Stretchは、公式サイトからインストール後、あえて解凍しない状態を、Etcherで開いてみることにした。ここで、Micro SDカードを選び、Continueをクリックして、Flash!(=記憶装置に書き込む)をクリック。

Etcherは、Win32 Disk Imagerよりも転送速度が倍くらい速く感じた。

Validating が結構長かった。

だが、無事終了した。

 

(6)

デスクトップの電源ON ※やり直しバージョン

二度目の正直で、無事ラズベリー画像映った!
Raspbian Stretchのほうが相性よかったのかな?

(7)

Raspbianのセットアップ

一度BIOSが起動すれば、やがてようこそ画面。


「Next」をクリックすると、「初期のユーザー名はpi、パスワードはraspberryです。パスワードは変更することをお勧めします」なことが英語で書いてある。

パスワード変更には、一度「piというユーザー名でログインした後、設定変更画面に移動して新しいパスワードを入力」すればよい。

番外編 Raspbian Stretch(Raspberry Pi単体バージョン)は、解説サイトでは「初心者向けでない」と書いてあったけれど、私のラズパイデスクトップは、たまたまRaspbian Stretchとのほうが相性がよかったのかな?
半分諦めてた日本語化もスムーズにできたし❤
何でも、実際にやってみるまでわからないもんだ。

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